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マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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アウトローブルース
OUTLAW BLUES

アウトローブルース
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代1977年
アメリカ
時間101分
監督リチャード・T・ヘフロン
脚本B・W・L・ノートン
音楽チャールズ・バーンスタイン
出演ピーター・フォンダ、スーザン・セント・ジェームズ、ジョン・クロフォード、ジェームズ・キャラハン、マイケル・ラーナー

 「アウトロー」とはもちろん「無法者」や「ならず者」のことだ。時代劇でいえばお天道さまに背を向けたあの男、そう、「座頭市」のような存在だろう。そしてそれはどこか影のある男で、ニヒルでクールでそれでいてやたら強い、というのが相場だが、ここに登場する主人公はそうではない。喧嘩っ早くはあるが、どこかお人好しで憎めぬところがあり、いかにも本作の主役P・フォンダにピッタリの役どころだ。

 出所間近の服役囚そのピーター・フォンダは、たまたま慰問にきた大物歌手ジェームズ・キャラハンの前で自作の曲「アウトローブルース」を披露する。ところが後日、キャラハンはその曲を自分の曲として発表。結果、曲は大ヒット。驚いたのはピーターだ。出所するとすぐさまキャラハンを訪ね、自分の権利を主張するのだが、オレの曲だとキャラハンは言い張って譲らない。すったもんだのすえキャラハン自身が拳銃で足を負傷する破目になる。この一件で警察に追われる身となったピーターは、逃げ込んだ水上ハウスに住む歌手スーザン・セント・ジェームズと知り合う。プロデュース能力に長けた彼女はピーターの歌の才能を見抜くと、彼をサポートして売り出す作戦に打って出るだ――。

 そして、このあたりから話は俄然面白くなる。ピーターたちは警察の裏をかいてあちこちの店、つまり酒場やラジオ局、あるいはレコード店に飛び込んでは歌い、警察があらわれる前にサッと姿を消すという、忍者まがいの行動で、さらなるファンの喝采を浴びることになる。だが、おさまらないのは警察だ。特に次期市長の椅子を狙う署長のジョン・クロフォードが、口角泡を飛ばして部下を鼓舞、血相変えてふたりに迫る。かくて逃げるふたりと、パトカー軍団との息詰まるカーチェイスが展開することになるのだ。

 ここで主役を演じるP・フオンダは、ご存知の通り「荒野の決闘」や「十二人の怒れる男」などで知られるハリウッドの名優ヘンリー・フォンダの息子だ。穏やかな中にも芯の通った男を演じて映画ファンを魅了し続けた父親には及ばないものの、その血を受け継いだ彼もまた、どことなくそんな男が似合うのだからよくしたものだ。ただ、ピーターの場合、自身の出世作「イジー・ライダー」の印象が強いせいか、バイクなどの乗り物イメージがあるが、ここでもまた、モーターボートによる何とも痛快なアクション・シーンを演じている。
(2013/11/4)

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