正統派映画評!『映画開拓史』の最新映画レビュー

マッドマックス 怒りのデス・ロード

映画評価映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 凶悪な暴走族に相棒の警官を殺されたうえ妻と息子まで殺害されて怒りに燃えた主人公が、そんな悪の権化と化した連中への復讐に乗り出す一作目から数えて今年で30年。その節目の年にあのマッ
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スター・トレック イントゥ・ダークネス
STAR TREK INTO DARKNESS

スター・トレック イントゥ・ダークネス
点数映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点映画評:金星20点,白星5点
年代2013年
アメリカ
時間132分
監督J・J・エイブラムス
脚本ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン、デイモン・リンデロフ
音楽マイケル・ジアッキノ
出演クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・チョー、サイモン・ペッグ

オフィシャルサイト

 当コラムでも紹介した2009年公開の「スター・トレック」。その続編が本作だ。元々は歴史あるシリーズものだが、監督J・J・エイブラムスが、21世紀仕様で再構築した話題作だ。前作で、宇宙戦艦の中で生を受け、父の後を継いでエンタープライズ号の艦長となるジェームズ・T・カークとそのクルーの物語に変わりはないが、前作とのあいだにストーリー上の繋がりはなく、本作だけでも楽しめる構成だ。

 時は西暦2259年。物語はいきなり、ある惑星を探査中のカーク(クリス・パイン)と、その惑星の未開種族を救うためマグマの中に降り立つスポック(ザカリー・クイント)の、ただならぬ状況から始まるのだが、結局このミッションのミスでカークは艦長降格となる。しかし、このあたりはそんな緊迫感がすんなりこちら側に伝わらずチョット退屈なのがザンネンだ。ところが、これと前後してテロの実行犯ジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)が、艦隊本部ビルを奇襲するあたりから、ドラマはがぜん熱を帯びてくる。それは、カークが敬愛する艦長のパイクが、その凶弾に倒れることになるからだ。

 かくて、降格されていたカークが再び艦長に返り咲き、エンタープライズとそのクルーを率いてクリンゴン帝国の本星クロノスに逃げ込んだ宿敵ハリソンを追うことになる。そう、物語はその宿敵ハリソンを演じるB・カンバーバッチの登場で熱くなるのである。彼はイギリスのTV番組SHERLOCK(シャーロック)でお馴染みの売れっ子俳優だが、ここではその悪役振りが強烈だ。科学や医療に天才的なヒラメキを発揮する頭脳と、人の頭を素手で握りつぶす腕力の持ち主であり、まさにカークたちにとって“最強の敵”となる男の登場で話はヒートアップしてくる、という訳だ。

 もちろん話はそれだけではない。乗船名簿にない女性科学士官が乗組んでいたり、最年少の機関主任が、相次ぐトラブルに船内をアタフタかけ回って苦戦したり、さらには船を離れるカークの代行を冷静沈着にこなす操舵手がいたりと、クルーたちが強い絆で結ばれたひとつの家族という視点での、そんな人間模様も見どころだ。ただ惜しまれるのは、カンバーバッチの強烈な個性の前に、主人公カーク役のC・パインの影が薄れたことと、前作と比べてまとまりがイマイチ、と感じられるところだろう。
(2013/8/28)

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